クリストファー・ノーラン監督『バットマン・ビギンズ』の感想とネタバレ解説

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 こんにちは、ホリ得です!

 今回はクリストファー・ノーラン監督によるバットマン映画ダークナイト・トリロジーの一作目『バットマン・ビギンズについて話そうと思います。
 タイトルにビギンズとつくだけあってなぜブルースがバットマンになったのか、バットマンの誕生について、そして悪役との戦いもしっかりと描かれていてこれに続く『ダークナイト』や 『ダークナイト・ライジング』に勝るとも劣らない見応えのある作品になっています。


バットマン ビギンズ (字幕版)
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あらすじ

 ゴッサムシティで強盗に両親を殺されてしまったブルース・ウェイン。事件後すぐに犯人は逮捕される。それから14年が経ち、マフィアのボス、ファルコーニの情報を検察に話す代わりに犯人が仮釈放されると聞いたブルースは銃で彼に復讐をしようとしますが目の前でファルコーニの仲間に犯人が撃たれる。ブルースはファルコーニの元に行くが、そこには市会議員や警官、判事もいて、この街が汚職や不正に溢れていてることに気づかされ、彼は世界中を旅し、その途中で影の同盟という組織に誘われる。

ネタバレなしの感想

 何故ブルースがバットマンになったのかを描いた作品ですね。次作の『ダークナイト』を先に観た人もいるんじゃないかとも思いますが、その順番で見ても、あ、こういうことだったのかと楽しめますね。あとレイチェルの女優さんがダークナイトと違うんですよね。今作でレイチェルを演じたケイティ・ホームズはあのトム・クルーズの元奥さんです。ダークナイトのレイチェルより性格も見た目もちょっと子どもっぽいというか、ダークナイトのレイチェルが大人っぽいというか印象が異なるのも見どころの一つかなとは思います。

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ストーリー解説(ネタバレあり)

※ここからネタバレを含みますのでお気をつけください。

 映画の構成より時系列に沿ってストーリー解説をしていきたいと思います。

ブルース幼少期

 幼少時代に幼馴染のレイチェルと遊んでいる時に井戸に落ちてしまったブルース。無事助け出されましたが中にコウモリが沢山いてコウモリが怖くなってしまいます。ちなみに井戸から助け出されたブルースに父親は「人はなぜ落ちる?這い上がるためだ」とかっこいい言葉を伝えています。

 ゴッサムシティに両親と一緒にオペラを観に行きますが、オペラにコウモリが出てきてブルースは井戸に落ちた時の事を思い出してしまい途中でしたがみんなで抜け出します。そこからの帰り道に強盗が現れて二人は銃で殺されてしまいます。
 警察署で優しく接してくれる警官は後のバットマンの相棒になるジム・ゴードンです。強盗の犯人はすぐ捕まります。

腐った街

 事件から14年が経ち大学生になったブルースは久しぶりに屋敷に戻ります。両親を殺した犯人チルが、同じ官房にいたマフィアのボスであるファルコーニの情報を検察に話す代わりに仮釈放される事になり、ブルースは公聴会に参加するために戻ってきたのです。チルが早くに仮釈放される事に納得いかないブルースは銃を持って行き、公聴会から出てきたチルを撃とうとしますが、ファルコーニの仲間に先にチルが撃たれます。

 検事になったレイチェルはファルコーニが判事を買収していて、チルを公の場に出すために公聴会を開かせていたと言います。さらにブルースをホームレスが集まっているような所に連れて行き、ファルコーニが街に犯罪を溢れさせて不況を悪化させてまたチルのような犯罪者を生み出していると言います。

 ファルコーニに会いに行くブルース。ファルコーニがいるバーには判事や市会議員、警官もいて、彼と裏で繋がっていたのです。街は汚職や不正にまみれ腐っているので今の自分では何にもできないと考えたブルースは旅に出る事にします。

影の同盟

犯罪世界を学ぶために窃盗などをしていたブルースは投獄されしまい、そこに暗黒界のドンと言われるラーズ・アル・グールの代理というデュカードが現れ、彼らの影の同盟にブルースを導きます。ヒマラヤにある影の同盟がある建物にたどり着き、我らが渡辺謙演じるラーズ・アル・グールと対面し、デュカードと修行をします(ちなみにでデュカードを演じるのはスターウォーズ・エピソード1のクワイ=ガン・ジン、96時間シリーズで知られるリーアム・ニーソンです)。

 遂にブルースは影の同盟に入る準備ができたと言われます。しかし、それには覚悟を見せる必要がありある殺人犯の男を処刑するように言われます。ブルースは裁判で裁くべき、相手が悪人だからといって自分自身が悪人とは同化しないと断ります。彼らの狙いは腐敗した街であるゴッサムを破壊する事でした。街を破壊する事を影の同盟は何世紀も続けてきたとラーズは言います。ブルースは隙をついて影の同盟の建物を破壊します。崖から落ちそうになるデュカードを助け村人に預けます。

ブルースの帰還

 ブルースは犯罪者から街を守るために自分が恐怖を抱かせるようなシンボルになるように考えます。幼少期に落ちた井戸の奥に洞窟のような空間があり大量のコウモリが飛んでいるのを発見します。会社に戻ったブルースは応用化学部のフォックスの部署で働くと言い、フォックスから開発していた強化スーツを貰って改造したりとバットマンの装備を作っていきます。
 バットマンとしてファルコーニをや手下を捕まえ、警察に渡して判事の弱みも握り不正な裁判が行われないようにもするブルース。

 幻覚剤の人体実験をするヴィランである医師クレインが登場します。クレインは原作バットマンのヴィランの中でも比較的有名なスケアクロウです。クレインはファルコーニと繋がっていたので警察に捕まったファルコーニと医師として面会すると、クレインの薬物取引などの秘密を警察に話すと脅してくるので幻覚剤を吹きかけてファルコーニに幻覚症状を出させて精神病と鑑定し、精神病院に移します。クレインの使う薬物は非常に強力で人に幻覚を見せたり精神を破壊するほど危険なものでした。

 急に精神を病んだファルコーニに疑問を感じたレイチェルはクレインを追求しますが毒を浴びせられてしまいます。そこにバットマンが助けに入り、警察のゴードンと協力して、フォックスが開発した解毒剤で彼女を助けます。

ゴッサム破壊計画

 クレインは水道に毒を流し、盗んでいたマイクロ波放射器で水を気化させて町中に毒を撒こうとしていることがわかります。街を救うために動こうとするブルースの元に影の同盟のデュカードが現れます。彼はラーズ・アル・グールと名乗り、クレインの計画も裏で糸を引いていたのです。影の同盟は腐敗した街を何千年も破壊していて、ゴッサムも破壊すべきと話しますが、ブルースはまだ救うことができると返します。

バットマン対ラーズ・アル・グール

 ラーズの手によって捕まっていた囚人が逃がされてパニックに陥る街。ブルースの屋敷は燃やされてしまい、ブルースは間一髪執事のアルフレッドに助けられます。ウェインタワーの下に水道管があり、そこに繋がるモノレールを使って水を気化させて毒薬を街中に撒く作戦のラーズ。モノレールを止めるためにウェインタワーに向かって走るモノレール内でラーズと戦うバットマン。ゴードンがバットマンの乗り物バットモービルを使ってモノレールの線路を破壊し、バットマンはラーズを残し脱出してモノレールは落ちて毒の散布は免れます。

 後日ビルの屋上でゴードンと話すバットマン。トランプのジョーカーを事件現場に残す奴が出てきたと話し、次回作の『ダークナイト』に続きます。

感想(ネタバレあり)

 見応えあります。次のダークナイトを観た後だとより感動できるかも。ラーズ率いる影の同盟の目的、街を破壊して浄化するという思想は3作目のダークナイト・ライジングでも関係して重要な要素でもあるのでダークナイト・トリロジーを観る上ではもちろん欠かせないですし、単体としてもスケアクロウを倒したら、別の敵ラーズが出てくる展開でずっとハラハラドキドキできる内容になってます。とにかくクリストファー・ノーラン監督のバットマンはどれも最高です!

 

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