こんにちは。ホリ得です。タスマニアには沢山の世界遺産がありますが、今回ポートアーサーへ行ってきました。行ってみたらすごくいい経験ができたのでおすすめさせて下さい。
ポートアーサーとは
オーストラリア全域の植民地で再犯した犯罪者が送られた流刑所です。当時イギリスの植民地であり、監獄改革者として知られていたジェレミーという男が「ならず者をすりつぶし、正直者に更生させる刑務所」としてイギリスに刑務所を設立しました。その刑務所をモデルとしてポートアーサーも形を整えていきました。
行き方
ホバートから行くのが近くて便利です。無料で駐車場もありますし、バスツアーもしているみたいなので車がない方も行きやすいです。
駐車場の場所がわかりづらいので、ポートアーサーヒストリックサイトを目指すとわかりやすいのでおすすめです。
料金
一人当たり$37になります。
この金額の中に入場料と、ツアー、クルーズの金額が含まれているので大変お得です。園内のツアーが大体40分くらいになりまして、園内の説明をしてくれます。英語ですのでわかる方は聞いても損はないと思います。
クルーズは船に乗って死者の島や少年刑務所を見学に行きます。島に上陸するには別料金が必要になりますが、船の上から見学するぶんにはお金はかかりません。
point→窓口でチケットを購入する際に受付の方がおすすめのツアーとクルーズの時間を提案してくれます。クルーズには予約チケットをもらわなければならないので必ず受け取ってください。待ち合わせ場所も教えてくれます。また、日本語のガイドマップをもらうことも忘れずに。
おすすめ見所
園内は広く見所が沢山あります。見落とさずに楽しんでいただけるようおすすめポイントをお伝えします。
英語ガイド
ガイドツアーの時間は決まっているので受付で確認してください。40分ほど園内を周りながら説明してくれます。もちろん無料です。ただ英語なので英語が苦手な方はパスしてもいいと思います。
クルーズ
こちらも無料で乗船できます。ただ予約チケットが必要なので受付で予約が必要です。20分ほど乗船し、英語で説明を聞きます。
死者の島
ここで亡くなった人が埋葬されている小さな島です。別料金で島に上陸することができます。船の上からでもお墓がチラッと見えて少し怖かったです。
少年刑務所
大人の犯罪者の悪影響を受けないため、少年の犯罪者はここに収容されます。厳しい規律の中で教育を受けたようです。こちらのツアーもあるようなので興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。
カフェとお土産
園内には喫茶店やお土産が買えるお店もありますので小腹が空いた時や、歩き疲れた時にゆっくりすることができます。季節によって営業時間が異なるようなので確認した方がいいです。
多様なツアー
前述した死者の島や少年刑務所のツアーもありますが、その他にも伝説の幽霊ツアーやオーディオツアーなどもあります。興味のあるツアーがあれば予約しておくのもおすすめです。
無料のショー
いつもやっているか不明ですが、私たちの行った時期は劇団の方がポートアーサーの囚人の暮らしを再現したショーをしていました。一日三回公演で全て内容が違う雰囲気でした。出入り自由で、動きでストーリーがわかるので楽しく見ることができました。
公演しているかは当日確認お願いします。
世界遺産の跡地
多くの施設が残ってますが、その中でも印象に残った跡地を紹介します。
刑務所
中に入ることができますが、ほとんど崩れていてなんとなく暮らしがうかがえる様になっています。下2階は極悪囚人の独房、最上階には品の良い囚人の相部屋があったみたいで昔も今も高い位置にある部屋がいいという考えは変わらないんだなと思いました。
隔離刑務所
孤独と瞑想を通して更正させる施設です。1日23時間暗い独房で過ごし、食事、労働、睡眠全てここで行い、1時間だけ高い壁に囲まれた場所に移動し運動するといった生活だったようです。しかも一人!!逆に気が狂いそうです。
中に入って独房を見ることもできます。この独房はまだマシな独房でしたが、真っ暗で一切光の入らない部屋とかもあり驚きました。瞑想のためらしいです。
メモリアルガーデン
こちらは1996年の4月に一人の男が一般客に対して銃を乱射し、35人を殺害、19人に傷を負わせる事件を起こしました。動機は日本人を殺害したいためとかどうとか。。
事件が起こったカフェでは20人が射殺されたので、カフェは外壁だけ残して解体され、犠牲者を追悼するメモリアルガーデンが設立されました。とても悲惨な事件です。
まとめ
ポートアーサーにはまだまだ見所があります。少年院の子たちがたてた教会や、司令官たちの宿舎は囚人たちとは違って立派な官邸だったり、実際目にするとよくわかります。徹底した監視の元、脱獄不可能と言われていたみたいです。囲まれた海にはサメがいて脱獄した人が食べられたとも聞きました。
厳しい規律で失意の中過ごしていた囚人や、立派な軍の生活、一生を終え今も眠りながら刑務所を見続ける死者の島、ここでは小さなコミュニティができていたんだなと思いました。現在の刑務所とは違った印象を受けると思いますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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