こんにちは、ホリ得です！
今回は『シックス・センス』や『アンブレイカブル』シリーズでも有名な映画監督M・ナイト・シャラマンの2021年公開作品『OLD/オールド』の感想などまとめていきます！
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あらすじ
バカンスを過ごすため南国のビーチ近くのホテル宿泊に来たキャパ一家。家族で食事をしているとホテルの従業員から秘密のプライベートを紹介されてそこに行くことにします。数人の別の旅行者と一緒に楽しそうにビーチで過ごしていると女性の死体が漂着し状況が一変、みんなパニックになっている中、さらに子どもたちが急速に成長していることに気づきます。このビーチでは急速に時間が進んでいるのでした。
まずはネタバレなしの感想
あらすじから分かる通り、タイムサスペンスホラーという非常に魅力的な内容で、いかにもおもしろそう。その上、あの鬼才M・ナイト・シャラマン監督作品ときたら最高に期待するわけです。
彼の監督作品はほぼ鑑賞済みでこの作品にもある正体不明なホラー感は個人的好みです。
しかし、うーん、、、外界とは時間の流れが違うビーチに閉じ込められるパニックホラーというハラハラドキドキする最高な設定な上に、シャラマン監督作品の『アンブレイカブル』シリーズの記憶が新しい自分としては少し盛り上がりに掛けてしまった印象が・・・。『アンブレイカブル』はアクション要素もあってそもそもジャンルが違うんですけどね・・・。
メッセージ性もあってもちろん面白いんですけどね！！でも想像超えるもうひと展開欲しかったかな〜。（全て個人的な感想です！）
ざっくりネタバレストーリー
※以下ネタバレ含みますのでご注意いただければと思います。
子どもたちの成長具合などから時間の進みが1時間で約2年間、一日24時間だけで48年分の時間が経過すると推測する一同。来た道から戻ろうとするとみんな気絶してしまいます。過去の犠牲者のメモには急速な時間の経過に体が順応できずに気を失ってしまうと考察があります。
急激な時間の経過の中で、持病が悪化する者が現れ、各家族に一人は病気を持っている者がいることに気づきます。精神疾患が悪化した男にナイフで殺されたり、脱出を試みて失敗して亡くなる者だったりとみんなどんどんいなくなってしまい、キャパ一家四人だけ生き残ります。しかし、父親と母親は夜には老衰で亡くなり最後にはキャパ家の姉弟だけで夜を明かします。
前日にビーチに到着した時には６歳と１０歳だった二人は40歳以上の大人になっています。二人で残された短い時間を過ごているとふとホテルで仲良くなった少年からもらった暗号になっている手紙を読みます。そこにはビーチ脱出の鍵となる言葉が書いてあり、二人は脱出に向かいます。
研究室のような部屋に白衣を着た男女が多数います。
リゾートホテルはある製薬会社の治験場となっていて、自然にできた急速に時間が経過するビーチを利用して治験を行っていたのでした。持病のある旅行者に提供するカクテルに、開発した薬を入れて飲ませ、時間の流れが早いビーチに連れて行って薬の効果を実際の時間より早く確認していました。彼らは犠牲になった治験者に黙祷はするものの多数を救うための犠牲と考えているようです。
ビーチから脱出した二人はビーチに来る前に話した警察の男性に事実を報告し警察がホテルに突入、二人は警察のヘリコプターで脱出しますが、姉は60、弟は50代になっていました。
この作品が伝えたいメッセージ
この映画の原案はフランス人作家のグラフィックノベル『SAND CASTLE』という作品で、監督は自分自身の老いへの恐怖に共感して映画化したそうです。
キャパ家の父母の最後や生き残った二人が夜明けに砂遊びをしている場面から「時間に抗おうとせず、今の一瞬を大切に生きようという」メッセージが伝わってきました。
そういった時間の大切さ、時間は無限ではないことを教えてくれる作品だったのではないかなと思います。
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